Columnコラム
誰でもできる!家の資産価値を高めるためのポイントと必須の注意点
マイホームの購入を検討するにあたり、資産価値にも注目して物件を選ぶべきという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。資産価値が高く、将来にわたって下がりにくい家を選ぶと、今後売却が必要になった場合でも高値で売りやすくなります。
この記事では、家の資産価値とはどのようなものでどのように決まるのかを紹介するとともに、資産価値を高めるための3つのポイントや注意点を解説します。
家の資産価値とは?
家の資産価値とは、対象となる家自体が評価する時点で持っている価値のことをいいます。新築での物件価格や周辺の相場価格とは異なるため、資産価値が高いにも関わらず安く販売されている「お得な家」もあれば、反対に資産価値がそれほど評価されていないのに高く販売されている「割高な家」も存在します。
家の資産価値を構成するのは、建物の資産価値と土地の資産価値です。建物の資産価値は築年数が経過するほど低下していくのが基本である一方、経年劣化しない土地の資産価値は築年数による変化がありません。周辺エリアの人気度や利便性が大きく変わるようなトピックがない限り、価値が安定しているのが特徴です。
家の資産価値を左右する5つの要素
家の資産価値はさまざまな要素の組み合わせによって決定しますが、中でも大きく影響するのが次の5つの要素です。
①立地や利便性
家の資産価値を大きく左右する要素の一つが、立地や交通・生活関連施設などの利便性です。都心部から近い駅やアクセスの良いターミナル駅から近いところ、商業施設や大型医療施設に近いところなど、生活に便利な場所にある家は資産価値が高くなります。特に駅近の立地は今後も一定の需要が見込めるため、将来も資産価値が下がりにくいでしょう。
なお、利便性の高い場所は地価も高いので、土地の取引価格自体も高くなる傾向にあります。
②土地の形状・面積
土地の形や面積によっても資産価値は変わってきます。基本的に広い土地ほど当然価値は高くなりますが、住宅を建てるのに使いやすい土地かどうかは、土地の形状や前面道路の状況などにより決まります。十分な広さがある土地でも、前面道路に面する部分が通路状になっている旗竿地(はたざおち)などの間口が狭い土地、三角形や台形などの不整形地は資産価値が低くなりがちです。
また、都市計画法や条例による建築制限も資産価値に影響します。建ぺい率や容積率、斜線制限といった制限の厳しい土地は建築プランの制約が大きく、資産価値は低くなるでしょう。
③災害リスク
大地震や水害など自然災害のリスクも、資産価値に大きく影響を及ぼす要素です。
近年相次いでいる洪水や土砂災害に対するリスクの観点から、河川から近い低地や地盤の弱い傾斜地などは資産価値が低くなりやすい一方、地盤の強い台地上は資産価値が高くなります。自治体の発行する各種ハザードマップで災害危険度が高いとされるエリアは、資産価値が低くなると考えてよいでしょう。
建物の資産価値についても、耐震性に優れた建物ほど高く評価される傾向にあります。
④建物の築年数
建物の資産価値に深く関わるのが築年数です。建物は経年劣化するため、新築時の価値が最も高く、それ以降は経年によって価値が下がっていきます。
築年数による資産価値の変化は、国が建物の構造や用途ごとに定める「法定耐用年数」をベースに考えることが可能です。木造住宅の場合、法定耐用年数を迎える築22年以上になると建物の資産価値はほぼゼロになると考えられます。
ただし、リノベーションや大幅な設備更新などを実施した場合、築年数が経過していても資産価値がアップするケースもあるでしょう。
⑤建物の間取りやメンテナンスの状態
同じ築年数でも、間取りやメンテナンスの状態によって建物の資産価値は変わってきます。
近年は広くて開放的なリビングが好まれる傾向にあるため、一昔前の小さな和室を基本とする間取りの住宅は低く評価されやすいでしょう。メンテナンスが行き届いておらず、内外装や設備の老朽化が目立つ建物も当然資産価値は低くなります。
反対に、流行に左右されないデザインや使い勝手のいい間取りの住宅、メンテナンスがしっかりしていてそのまま住める住宅は、築年数が経過していても一定の資産価値が期待できます。
新築住宅の資産価値を高めるための3つのポイント
新築でマイホームを取得する際、資産価値を高くするにはどのような点を意識すればよいのでしょうか。資産価値を高めるための3つのポイントを紹介します。
①将来性が見込めるエリアに建てる
土地の資産価値は経年によって変化しないのが基本ですが、周辺エリアの魅力や人気が下がった場合は例外です。将来に向けて資産価値を高く維持していくには、将来性が見込めるエリアに家を建てるようにしましょう。
再開発計画や生活利便施設の整備計画のあるエリア、鉄道の新駅や新線の計画があるエリアなどは、今後土地の資産価値が上がることも考えられます。近年人口増加が続いているエリア、子育て世帯が多く流入しているエリア、子育て支援・教育などの行政サービスが充実しているエリアなどもおすすめです。
②長く住み続けられる家づくりを心がける
長期優良住宅やZEHなど住宅性能の高い家は、快適に暮らせるうえ、今後長く住み続けられることから資産価値が高くなります。加えて、標準的な家に比べて、経年による資産価値の下落が緩やかになるでしょう。
その反面、新築時の建築費用が高くなるので、家づくりにかけられる予算とのバランスはしっかり考える必要があります。
③信頼性のあるハウスメーカーに依頼する
将来自宅を売却する場合、建物の構造や設計がしっかりしているほど、高値でも売り手がつきやすくなります。構造や設計の担保として有効なのが、信頼性のあるハウスメーカーに施工を依頼することです。
信頼できるハウスメーカーはアフターサービスが充実しており、定期的な点検やメンテナンスを受けられるのも魅力。住み良い状態を長く維持できるので、資産価値が下がりにくくなるでしょう。
地元兵庫を拠点に多くの住宅を手がけてきたユピテルはうすは、ローコストながら高品質な家づくりを得意としています。アフターサポートも充実しているので、資産価値の下がりにくい住まいを実現可能です。
兵庫で新築マイホームを検討しているなら、ユピテルはうすへぜひご相談ください。
家の資産価値について気をつけるべき注意点
ここまで紹介した内容を踏まえ、家の資産価値について気をつけるべき注意点を3つ見ていきましょう。
立地や周辺環境は変えられない
建物の状態に関しては自分たちのプランや管理次第で改善できますが、立地や周辺環境に関しては自分たちの力で変えることができません。それだけに、土地選びの時点でいかに考慮するかが大切になります。
購入時点での利便性や周辺環境の良さを重視するのはもちろん、将来住環境に影響を与える可能性がある、周辺の開発計画や鉄道の新駅・新線計画なども十分確認しておきましょう。
土地と建物の費用割合を十分検討する
繰り返しになりますが、建物の資産価値が築年数によって低下する一方、土地の資産価値は基本的に安定しています。つまり、資産価値に占める土地の割合の高い家のほうが、将来の資産価値が下がりにくいといえるでしょう。
建物にお金をかけすぎてしまうと築年数による資産価値の下落が大きくなるうえ、リフォーム費用も高くなる恐れがあります。また、デザインや間取りが奇抜だと使い勝手が悪くなってしまい、買い手がつきにくくなるかもしれません。
資産価値を高めるには、住みやすさにこだわりつつ、流行り廃りのないベーシックなデザインや間取りを意識した家づくりがおすすめです。
省エネ性能への配慮を忘れない
2025年4月から、すべての新築住宅において省エネ基準適合が義務化されます。さらに政府は、「遅くとも2030年までにZEH水準へ基準を引き上げる」という方針を明らかにしており、住宅における省エネタイプの重要性はますます高まる見込みです。
新築住宅の基準が引き上げられれば、中古住宅についても一定の省エネ水準が求められるようになると考えられます。現時点で一定以上の省エネ性能を持つ家づくりをしておけば、将来売却する際に高く評価されやすくなるでしょう。
反対に、省エネ性能が悪いと資産価値が下がってしまう恐れもあるので注意が必要です。
資産価値を意識した家づくりで安心な暮らしをかなえましょう
資産価値を高める家づくりを意識することで、将来自宅の売却が必要になったとき、有利に住み替えを進められる可能性が高まります。今回紹介した家の資産価値を決める要素を十分理解するとともに、土地選びの段階から、資産価値を高める工夫を取り入れるとよいでしょう。資産価値を高める家づくりは、すなわち自分たちにとっても快適な家づくりにつながります。
ユピテルはうすでは、土地探しの段階からワンストップで家づくりをサポートしています。「土地と家」をセットで考えた、資産価値を高めるプランも提案可能です。兵庫で家づくりを検討している方は、以下よりお気軽にご相談ください。