Columnコラム
新築を建てる時に意識したい!理想の間取りを実現する基本ルールを解説
注文住宅で家を建てる場合、一から間取りを考えなければなりません。 間取りを考えるのは大変なことですが、じっくり考えて自分に合った室内空間を実現できます。
ここでは、間取りの基本ルールや注意点について解説していきます。理想の間取りを実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
間取りを考える前に検討すること
家の間取りを考える前に、検討すべきことがあります。
・現状の生活スタイルを問う
・家族構成を考える
・家族でできる
・建築予定の土地の特徴を知る
それぞれの検討すべき点について見ていきましょう。
現状の生活スタイルを問う
まずは現状の生活スタイルを考えてみましょう。
1日の生活の流れを見据えて、自分の行動パターンを考えてみましょう。
現状の生活スタイルを把握することで、今の家のどの部分が不便なのか、不満なのかを把握することができます。
不便さ・不満さを感じるところをピックアップすることで、新しい家の間取りを考える良い材料にもなります。
家族構成を考える
子供がいるのか・いないのか、いるなら何人いるのかや、将来的に両親と同居する予定なのかなど、家族の人数によって家の広さが変わってきます。
子ども部屋を慎重に作ったり、バリアフリーを考えた間取りしたり、間を考えて家族構成はとても重要です。
家族で話し合って優先順位をつける
一緒に暮らす家族で間取りに関しての限りもしましょう。
新しいでどんな暮らしをしたいのかや、今部屋で不満に思っていて解決したいことなど、たくさんあります。
間取りへの希望要望やが多少捨てられたら、その中で優先順位を認めましょう。
優先順位をつけることで、どうしても間取りに取り入れたい部分と比較的それでも良い部分も明確になります。
予算の調整をするときは絶対、譲れない部分を残すことで、納得のいく家を進められます。
間取りの基本ルール
間取りを考える際の基本ルールをご紹介します。
・ゾーニングする
・暮らしやすい動線を考える
・収納計画を立てる
・日当たり・風通しを意識する
・コンセントの位置を考える
・手持ちの家具の置き場所を考える
それぞれのルールについて見ていきましょう。
ゾーニングする
ゾーニングとは、大まかに部屋の配置や空間を設定していくことです。
ゾーニングは、駐車場の位置など外から返答し建物全体の輪郭を考え、玄関からリビング・ダイニングなどの空間の配置を検討していきます。
そのため、建築予定地の土地の特徴を知っておくことが重要です。
どの方角に道路が面しているのか、隣地との距離はどのくらいあるのかなど、実際に現地へ赴いて確かめてみてください。
それを元に、駐車場スペースから検討していきましょう。
車を何台止める予定か、玄関をどの位置に配置するかを考え徐々に室内空間の間取りもざっくりをイメージしていきます。
うまくゾーニングができなくても心配ありません。家のプロである設計士に自分たちの希望を伝え、プランニングしてもらうこともできるからです。
もしゾーニングができるようだったら、そのプランを設計士に見てもらってアドバイスをもらうなども良いでしょう。
暮らしやすい動線を考える
間取りを考える際には、暮らしやすい動線を考えることも大切です。
動線には、家事動線・生活動線・来客動線・通勤動線・衛生動線の主に5つの動線があります。
例えば、家事をスムーズに行えるように水回り設備を1箇所に集中させたり、朝の身支度が混雑しないように洗面所を広く取って出入り口を2箇所設けたりと、動線を意識した間取り検討ができます。
トイレの音が聞こえにくいように場所を配慮したり、朝仕事や学校で家を出るときにスムーズに出れるような動線を考えたりするのも暮らしやすい動線を考える上で重要です。
設計士に間取りを作ってもらったら、図面を見ながら生活を頭の中でシミュレーションしてみましょう。
イメージがなかなか湧かないようなら、設計士に模型や3Dモデルを作ってもらうのもおすすめです。
収納計画を立てる
収納計画を立てる際には、収納スペースにしまう荷物の量を把握するところから始めます。
リストアップする場合は、衣類や日用品などカテゴリーごとに分けると、どこに何をしまいたいかなども把握できるようになります。
収納スペースが少ないと、荷物がしまいきれずに部屋が散らかってしまう場合がありますが、だからと言って必要以上に大きい収納スペースを取ると居住スペースが狭くなってしまいます。適度な大きさの収納スペースを考えましょう。
日当たり・風通しを意識する
家にしっかりと日の光を取り込み、風通しが良いと、とても気持ちの良い室内空間が作れます。
ただし、大きな窓をたくさん設置すると、プライバシーが確保できない可能性があります。
隣地との距離感も考慮して適切な大きさの窓を取り入れてください。
例えば、隣地との距離が近くて大きな窓を取りづらい場合は、高窓や天窓を活用するのも良いでしょう。
風通しの良い室内空間にするなら、1つの部屋に2箇所以上の窓を設置しましょう。風の通り道ができて室内の空気を循環できます。
コンセントの位置を考える
家の間取りを考える際、コンセントの位置も重要です。
冷蔵庫などの大型家電はどこにおくのか、掃除機の充電スペースはどこにするのかなどを考えながらコンセントの位置を検討してください。
家電をどこにおくかを考えてからコンセントの位置を検討すると、コンセントで失敗しにくくなります。
手持ちの家具の置き場所を考える
手持ちの家具があり、新居でも使用予定の家具があるのであれば、その置き場所も検討しましょう。家具のサイズを測定し、どこに置きたいのか事前に設計士に伝えておくことでそのスペースを考慮して間取りを考えてもらえます。
理想の間取りを考える際の注意点
最後に、理想の間取りを考える際の注意点を3つご紹介します。
・ライフスタイルの変化を考える
・予算内に収まる計画を立てる
・家のプロの意見を聞く
3つの注意点について見ていきましょう。
ライフスタイルの変化を考える
生活していく中でライフスタイルが変化することはよくあります。
例えば、子供が増えたり独立したり、両親と同居することになることもあるでしょう。
家づくりでは、その時のライフスタイルだけでなく10年、20年先も考えた上で間取りを検討する必要があります。
子供が増えたときのために子供部屋を2部屋用意したり、将来1階で全ての生活が完結できるように寝室を1階に作っておいたりするのも良いでしょう。
どうなるのかは誰にも分かりませんが、将来も過ごしやすい家に将来どうしたら良いかを考えてみることをおすすめします。
予算内にまとまる計画を立てる
家づくりをしていると「あれも、これも」とたくさんのこだわりを詰め込みたいと思います。
しかし、こだわりを詰め込みすぎると余裕のある予算を超えてしまいます。
予算内に収まるように間取りの検討をしていきましょう。
どうしても予算を超えてしまった場合は、家族とどの部分を妥協するか決めてください。
間取りを検討する前に優先順位を決めておくと、予算オーバーしたどこを考慮するかなどの判断がしやすくなります。
家のプロの意見を聞く
設計士やコーディネーターなど、家のプロのアドバイスもしっかりとお聞きしましょう。
構造上の問題や法規制、予算などを考慮した適切なアドバイスがもらえるはずです。
悩んでいるや、こんな暮らしがしたいなどの希望があれば、積極的に家のプロに話をしてみてください。
まとめ
家の間取りを考える際、今の生活スタイルの見直しや、家族との話し合いなどをする必要があるため、時間がかかります。しかし、時間をかけることで、より自分たちに合った間取りの検討も可能です。
可能です。
ここで解説した基本ルールを参考に、ぜひ自分の理想の間を取り入れて考えてくださいね。