Columnコラム
ナチュラルテイストを家に取り入れるポイントや施工事例を紹介
ナチュラルテイストは、シンプルで飽きにくいテイストなので、家のコーディネートをする際にはよく取り入れられるテイストでもあります。
また、他のテイストと組み合わせることでより洗練された室内空間も実現可能です。
ここでは、ナチュラルテイストの魅力や家づくりのポイントを解説し、木目を使ったナチュラルテイストの施工事例をご紹介します。
ナチュラルテイストの家にしたいけど、どうやってコーディネートすれば良いかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ナチュラルテイストの魅力
ナチュラルテイストには様々な魅力があります。
・飽きにくいデザイン
・他のテイストとも相性抜群
・健康的で自然に優しい
・経年変化を楽しめる
4つの魅力について見ていきましょう。
飽きにくいデザイン
自然素材を使ったナチュラルテイストは、テイストそのものがとてもシンプルで流行に左右されにくいため、数年・数十年経過しても飽きにくいデザインです。
自己主張が少ないテイストなので、家の雰囲気を変えたいなと思ったら家具やインテリアを変えるだけで内装の雰囲気を変えることができます。
他のテイストとも相性抜群
ナチュラルテイストは、他のテイストと組み合わせて取り入れられることも多いです。そして、他のテイストと相性も抜群なので、良い洗練された室内空間が作れます。
例えば、ナチュラルテイストのモダンなテイストを組み合わせると、スタイリッシュで近代的な印象も演出できます。
また、ヴィンテージテイストや北欧テイストとの組み合わせの相性もよく、ナチュラルテイストの素材感をより引き立たせることも可能です。
ナチュラルテイストに自分の好みを組み合わせることでより個性的で魅力的な室内空間づくりができます。
健康的で環境に優しい
ナチュラルテイストな家では、珪藻土や無垢材などの自然素材を多く使っており、化学物質の使用が少ないため健康的です。
自然素材を多く使っているということは、環境に優しい家でもあるため、エコロジカルな家づくりをしたい方にもおすすめします。
経年変化を楽しめる
ナチュラルテイストの家では自然素材を多く使いますが、年月の経過とともに素材の色味や感触の変化も楽しめます。
例えば無垢の床材だと、足触りがよくなり、色味に風合いと味わいが加わります。
また、自然素材は定期的にメンテナンスが必要です。
無垢の床材にワックスを塗るなどのお手入れを定期的に行うことで、より愛着も湧いてくるでしょう。
家の経年変化を楽しみながらの生活は、あなたの心をより豊かにしてくれます。
ナチュラルテイストな家の作り方
ナチュラルテイストには様々な魅力があることがわかりましたが、どのようにして家づくりを進めていけば良いのでしょうか。
ナチュラルテイストな家の作り方についてご紹介します。
・木材の質感や色味を統一させる
・自然素材を取り入れる
・アースカラーなど落ち着いた色を使う
・自然光をたっぷり取り入れる
・観葉植物を置く
それぞれについて解説していきます。
木材の質感や色味を統一させる
ナチュラルテイストでは木を使うことが多いです。
木材を家の中にたくさん取り入れる場合は、できるだけ質感や色味を統一させることを意識しましょう。
様々な色味や質感の木材が同じ空間にいるとごちゃごちゃした印象になり、統一感が感じられずおしゃれとは言えない空間になってしまいます。
床材や収納棚・テーブルなどのインテリアの素材や色味、デザインを揃えることでおしゃれに空間をまとめることができます。
もし色味が異なる木材を使いたい場合は、異なる色味を点在させるのではなく、自然なグラデーションになるように濃淡を意識して配置するようにしましょう。
自然素材を取り入れる
ナチュラルテイストといえば、自然素材をたくさん使ったテイストのこと。無垢の床材や漆喰、珪藻土などを取り入れることで室内空間を落ち着いた雰囲気にすることができます。
家具も木製家具などの自然素材でまとめることで、よりお部屋に統一感が生まれます。
予算に余裕があれば、造作家具を取り入れてみるのも良いでしょう。
家の内装と相性の良い木材を使って造作することで、洗練された空間を実現できます。
アースカラーなど落ち着いた色を使う
ナチュラルテイストでカラーコーディネートをする場合は、ビビッドカラーのような鮮やかな色よりも、アースカラーなど落ち着いた色で統一させるようにしましょう。
アースカラーとは、植物や土などの自然界で見られるような色のこと。アースカラーは自然素材との相性が良く、穏やかな雰囲気を演出してくれます。
自然光をたっぷり取り入れる
家の中に自然光をたっぷり取り入れることで、ナチュラルテイストの家はより明るい空間にでき、ナチュラルな雰囲気をより引き立たせることが可能です。
大きな掃き出し窓や天窓を取り入れたり、光を反射させる白やアイボリーの壁紙を取り入れると良いでしょう。
観葉植物を置く
シンプルなナチュラルテイストにアクセントを取り入れたいなら、観葉植物がおすすめです。生き生きとした観葉植物にはリラックス効果も期待できるので、家の中に癒しを提供してくれます。
育てるのが大変という方は、水やりの頻度が少なくて育てやすい植物を採用したりフェイクグリーンを置いてみてはいかがでしょうか。
観葉植物はあなたの生活に彩りもプラスしてくれます。
木目を使ったナチュラルテイストの施工事例を紹介
ここからは、木目を使ったナチュラルテイストの施工事例をご紹介します。
ナチュラルテイストな家にしたいけど、どうすれば良いかわからない、参考になる事例をみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
勾配天井と木のぬくもりが心地よい平屋
勾配天井によって広く開放感のある空間を演出し、天井の梁がナチュラルな雰囲気をより色濃く演出しています。あえて天井を木目にすることで空間が間延びせず、バランスよくまとまっているのではないでしょうか。
壁紙はホワイトをベースにしていますが、キッチンの奥の壁にはアースカラーの濃いめのグリーンを採用。落ち着いたカフェのような雰囲気を演出しています。
洋室にはLDKよりも明るめの木目を採用。ネイビーのアクセントカラーによってシックな雰囲気になり、寝室や書斎として使うのにもぴったりな空間です。
ガレージとロフト付き勾配天井のある平屋
外観は、黒の金属サイディングを基調としたメンズライクな平屋ですが、LDKは勾配天井で開放感の感じられるナチュラルテイストです。
天井の梁に間接照明を採用し、温かみのある空間を演出。高窓があることで外からの自然光もしっかりと取り入れられています。
LDKの横には隠れ家のようなロフト。子供部屋や書斎としても使えます。
ロフトからLDKの様子をみることができるので、家族の気配を感じながら自分の作業に集中できるので心地よい空間として使えそうです。
土間のある家
ナチュラルな木目と和風テイストを組み合わせたこの家は、広い土間が特徴的。
土間スペースにある大きな格子状の窓から柔らかい光が差し込み、LDKに優しく暖かい雰囲気が感じられます。
内装の木目と、家具・インテリアの木目の色や質感に統一感があるので、洗練されたスタイリッシュで生活感のある空間になっています。
たくさん置かれた観葉植物が部屋のアクセントとして映えていますね。
まとめ
ナチュラルテイストの家にすることで、温かみのある優しい空間づくりが可能です。
飽きにくいだけでなく、模様替えをしたくなったら家具やインテリアを取り替えるだけで雰囲気をガラッと変えられるのもナチュラルテイストの魅力の1つ。
家のテイストに悩んでいる方は、ナチュラルテイストを採用し、住み始めてから徐々に自分の好みのテイストに変えていくという方法も良いかもしれませんね。
これまで解説したことも参考に、ナチュラルテイストの家づくりをしてみてくださいね。