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住宅業者選びで失敗しない!信頼できる業者を見極める方法

住宅業者選びで失敗しない!信頼できる業者を見極める方法
理想のマイホームを建てるためには、パートナーとなる住宅業者選びが鍵となります。住宅業者との連携がうまくいけば、家づくりをスムーズに進めることができ、満足度の高い住まいを実現できるでしょう。
そこでこの記事では、信頼できる住宅業者を見極めるための5つのチェックポイントを紹介します。
目次
(1)過去の施工事例や実績を確認する
同じ施工会社でも、ハウスメーカーや工務店ごとに得意なデザインや工法、価格帯などが異なります。大手ハウスメーカーなど一定の規模のある会社であれば、住宅展示場へ見学に行くのも一つの方法ですが、展示場の出展には企業側に多くの広告費がかかります。そのため、展示場に出展しているメーカーは建築費用が高い傾向にあります。
出展していない地元密着型の工務店や中小ハウスメーカーも含めて検討するには、各社の過去の施工事例や実績を確認するのが有効です。多くの会社が過去に手がけた施工事例を、自社のWebサイトで公開しています。施工事例をいくつか見ると、その会社の得意とするデザインテイストや建物の構造、間取りの傾向などがわかるはずです。いくつかの会社の事例を比較してみて、自分たちの希望する家づくりを実現してくれそうな会社か判断するとよいでしょう。
併せて、耐震性や省エネ性などの住宅性能の標準仕様もチェックしておくと、住み始めてからの安心につながります。
(2)口コミや評判、第三者の評価を調べる
日本経済社が2020年に実施した調査によると、信頼できる住宅会社の判断基準として第1位に選ばれたのが「建築実績の豊富な会社」(65.0%)でした。それに次いで多かったのは「口コミなどで評判のよい会社」(55.2%)でした。同調査では年代別の結果にも注目しており、特に20〜40代の比較的若い層で口コミを重視する傾向が強いことがわかっています。口コミなどの第三者評価の良し悪しが、住宅業者選びに大きな影響を与えているのです。
家づくりは設計や建築に関する専門知識が求められるため、こまめに情報収集していても、客観的に判断できるだけの情報を得られないと感じる方も少なくないでしょう。だからこそ、実際に利用した第三者の口コミや評価は大きな判断基準になります。
Webの口コミ情報などを比較する際は、総合評価の高さはもちろんのこと、接客や担当者に対する評判、自分たちが重視するポイントに関する評判にも注目したいところです。
(出典)総合住宅展示場「調査でみる「住宅会社選び、信頼できるのはどんな会社?」
(3)見積もりの内容が明確かを明確化チェックする
住宅業者を選ぶ際は、気になる複数社に概算見積もりを依頼するのが基本です。各社から概算見積もりとプランが提示されたら、横並びで比較して、最終的に施工を依頼する会社を決定します。このとき、見積もりのどのような点をチェックすべきなのか解説しましょう。
概算見積もりとは?
注文住宅の見積もりは、大きく分けて「概算見積もり」と「詳細見積もり」があります。前者の概算見積もりは、具体的な設計プランを決定する前、比較検討用に作成してもらう大まかな見積もりのことをいいます。住宅ローンを利用する場合、金融機関の事前審査を受ける際に概算見積もりの提出を求められるのが一般的です。
概算見積もりとはいえ、最終的な費用感とかけ離れたものになってしまうと、資金計画に大きく影響します。希望の間取りや仕様をできるだけ具体的に決定した状態で依頼したほうが、見積もりの精度が高まって安心です。なお、概算見積もりは無料で作成してくれる会社がほとんどです。
概算見積もりで気を付けるべきこと
概算見積もりは、依頼する業者によって形式がまちまちです。詳細見積もりと大差がないくらい、内訳を詳細に示してくれる業者もあれば、決まっていない部分も含めて大雑把に費用感を提示するだけの業者もあります。
概算見積もりを提示されたら、詳細が不明な項目がないか、オプションなど後から追加費用が必要な項目が含まれていないかなど、あらかじめチェックしておくことが大切です。
概算見積もりのチェックポイント
それでは、各社から概算見積もりを受領したとき、真っ先に確認すべきポイントを見ていきましょう。
・見積もりの合計額が予算に収まっているか
・「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の内訳が細かく記載されているか
・「〇〇一式」など内訳がわからない項目はないか
・事前に提示していた希望項目が漏れなく反映されているか
・セットで提示されたプラン内容がすべて反映されているか
・想定する建物構造や使用する建材についての記載があるか
・「別途費用」となっている項目は何か(必要なものがオプションになっていないか)
上記の項目はいずれもコストに直結するものであり、少しでも疑問に感じるポイントがあれば、概算見積もりの時点で解消しておく必要があります。
(4)契約前に担当者との相性や対応力を見極める
注文住宅を建てるときは、施工会社との相性だけでなく、窓口になってくれる担当者との相性も重要です。担当者が自分たちの希望を適切に汲み取り、各方面にしっかりと伝えてくれなければ、満足のいく家づくりは難しいでしょう。ここでは、信頼できる担当者を見極めるためのポイントを紹介します。
担当者は「知識の豊富さ・提案力・人間性」で見極める
信頼できる担当者を見極めるためには「知識の豊富さ・提案力・人間性」の3点をチェックしましょう。それぞれを噛み砕くと、専門知識があること、お客様への提案実績が豊富であること、清潔感があって親身に相談に乗ってくれることといった具合です。これら3つの要素がそろっている担当者であれば、信頼に値すると考えてよいでしょう。
また、住まいや建築に関する知識や経験だけでなく、住宅ローンや資金計画にも明るい担当者なら、より安心して任せられます。
担当者の担当範囲を確認する
ハウスメーカーや工務店に相談したとき、多くの場合、最初に窓口になってくれるのは営業担当者です。もし営業担当者を気に入って業者を選んだとしても、最後までその担当者が窓口になってくれるとは限りません。営業担当者が営業のみ担当する場合、実際にプラン検討が始まってからは、設計・施工の担当者との相性が大切になります。
検討をスタートしてからのギャップをなくすため、できれば営業からプランニング、設計・施工、アフターサービスまで一貫したチームで対応してくれる業者を選ぶのがおすすめです。併せて、早い段階で営業以外の担当者とも顔を合わせておくとよいかもしれません。
(5)アフターサポートや保証内容を確認する
この先何十年と住み続けるマイホーム。建物が完成するまでの対応だけでなく、住み始めてからのアフターサポートや保証の内容も、業者選びの大切な判断材料です。
10年間の住宅保証は施工会社の義務
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づき、新築住宅において売主や施工業者は、10年間の契約不適合責任(かつての瑕疵担保責任)を負うことが義務付けられています。簡単にいえば、契約内容が果たされないような欠陥などがあった場合、売主や施工業者は10年間責任を負わなければならないということです。そのため、10年間の住宅保証はどの業者でも必ずついてきます。
品確法では、業者に対して保険加入もしくは供託金拠出のための資金確保を行うことも義務付けているため、万が一、業者が倒産しまっても買主は保証を受けることができます。
しかし、10年間の保証に含まれるのは、柱や梁、基礎などの基本構造部の欠陥があった場合に補修するという必要最低限の内容のみ。これを補完する目的で提供されるのが、各社独自のアフターサポートや保証です。
アフターサポート・保証のチェックポイント
各社のアフターサポートや保証を比較する際は、次に挙げるポイントをチェックするとよいでしょう。
・保証範囲はどこまでか
・最長保証期間はどれくらいの長さか
・十分な保証額が設定されているか
・定期点検はどれくらいの頻度で受けられるのか
・何か困ったことがあったとき、サポート体制はどうなっているか
Webサイトの掲載情報だけでは不十分なこともあるので、概算見積もりの依頼時に併せて確認することをおすすめします。
まとめ
信頼できる業者を見極める5つのチェックリストは次のとおりです。
- 過去の施工事例や実績を確認する
- 口コミや評判、第三者の評価を調べる
- 見積もりの内容が明確かをチェックする
- 契約前に担当者との相性や対応力を見極める
- アフターサポートや保証内容を確認する
ユピテルはうすは、兵庫県を中心にリーズナブルな価格帯で数多くの家づくりを手がけてきました。資金計画や住宅ローンのことから設計・施工、アフターサポートに至るまで、家づくりに関するありとあらゆるサポートをワンストップで提供しています。
兵庫県で信頼できる住宅業者をお探しの方は、ぜひユピテルはうすまでお気軽にご相談ください。