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絶対に失敗しない!注文住宅の間取り設計のコツ

絶対に失敗しない!注文住宅の間取り設計のコツ

絶対に失敗しない!注文住宅の間取り設計のコツ

注文住宅を設計するにあたって、間取りをどうするかで迷う方も多いのではないでしょうか。ライフスタイルや家族構成に合った間取りかどうかで、住み心地は大きく左右されます。

そこで今回は、注文住宅における間取り設計のコツを解説します。家族構成に合わせた間取りの考え方や家事動線のポイントなど、設計の基本を紹介するので、家づくりを検討中の方はぜひ参考にしてください。

 

 

家族構成に合った間取りの考え方

家族構成に合った間取りにすることは、注文住宅の設計において大切なポイントです。家族人数に応じてどれくらいの広さにすべきなのか、居室はどれくらい必要なのかなど、ベースとなる間取りの考え方を紹介します。

家族人数に合った住まいの広さとは?

当然ながら、家族の人数が多ければ多いほど、より広い面積が必要になります。家族人数に応じた居住面積の基準として、国土交通省が定める「誘導居住面積水準」と「最低居住面積水準」を見ていきましょう。

・家族人数別の居住面積水準

家族人数 一般型誘導居住面積水準 最低居住面積水準
1人 55m2 25m2
2人 75m2 30m2
3人 100m2(87.5m2) 40m2(35m2)
4人 125m2(112.5m2) 50m2(45m2)

※一般型誘導居住面積水準は、郊外や地方における戸建て居住を想定

カッコ内の面積は、3〜5歳児が1人いる場合の基準

(出典)厚生労働省「住生活基本計画における居住面積水準」https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf

最低居住面積水準は、憲法に基づく生存権を保障するために必要な最低限の面積です。誘導居住面積水準は、多様なライフスタイルに対応して豊かな住生活を送るために求められる面積を指しています。

理想の住まいを目指すのであれば、誘導居住面積水準をベースに面積を確保するのがおすすめです。

居室数の考え方

続いて、居室数についても考えていきましょう。居室数でポイントになるのが、子どもそれぞれに個室を与える必要があるかということです。

子どもが小さい頃は、子ども部屋の必要性を感じにくいかもしれません。しかし、子どもが成長して思春期を迎えると、個室を欲しがる可能性があります。特に、子どもが異性同士だったり、歳が近かったりする場合、部屋を分ける必要があるでしょう。

例えば、2人の子どもに個室を与え、夫婦の寝室を設けようとすると3LDKの間取りが目安です。その他、仕事部屋の必要性、客間やフリースペースの必要性なども考慮して、適切な居室数を検討しましょう。

 

 

ストレスフリーな生活を叶える生活動線のポイント

ストレスフリーな生活を叶える生活動線のポイント イメージ

家事動線とは、料理・洗濯・掃除などの家事を行うときに移動する経路のことです。家事動線がコンパクトで使いやすい間取りにすると、毎日の家事ストレスを軽減でき、暮らしが快適になります。家事動線を考慮した間取り設計のポイントを3つ紹介します。

水回りを集約する

キッチン、洗面所、浴室、トイレなどの水回りは家事で使用する頻度が高い場所です。これらの水回りを1ヶ所に集約するとともに、回遊動線を採り入れると、さまざまな家事を同時並行で行いやすくなります。結果として、家事動線の無駄を省けるでしょう。

同時に生活動線の使いやすさも向上するため、家族が水回りに集中する忙しい朝のストレスも軽減されます。

ランドリールームを設ける

数ある家事のなかで、特に動線が長くなりやすいのは洗濯です。「洗う・干す・たたむ・しまう」と工程が多いため、それぞれを別の場所でやるとなると、動線が長くなってしまいます。

そこでおすすめなのが、水回りにランドリールームを設置する間取りです。洗濯機のあるランドリールームに物干し場とカウンターを設ければ、洗う・干す・たたむまでの一連の作業が完結するので、家事効率が大きくアップします。さらに、隣接して家族の衣類をしまっておくファミリークローゼットを設置すれば、各部屋へしまいに行く必要もなくなり、洗濯にかける時間や手間を大幅に削減できるでしょう。

ただいま動線を意識する

家事動線をスムーズにするには、帰宅時の動きに配慮した「ただいま動線」に意識を向けることも大切です。例えば、帰宅後にすぐ手洗いができるミニ洗面台を設ける、買ってきたものをすぐしまえる位置にパントリーを設ける、パントリーからそのままキッチンへ抜けられる動線を確保するといった工夫が効果的です。

帰宅時の流れがスムーズになると、育児や家事にかかる時間を節約できます。また、生活動線の利便性も向上します。

 

 

収納スペースは配置を工夫する

床面積に対する収納スペースの面積の割合を収納率といいます。戸建て住宅における収納率の目安は12〜15%程度とされますが、スペースを確保するだけでは不十分です。大切なのは、必要量の収納を使いやすい場所に配置することです。

使い勝手のいい収納にするには、上記の収納率をベースに面積を確保しつつ、部屋ごとに収納したい荷物の量と種類をリストアップしましょう。そのうえで、各アイテムを使う場所に近いところにしまっておけるよう、適切な種類と大きさの収納を配置します。

特に、次のような収納を設けると使いやすくて便利です。

  • パントリー(キッチン用品、食材の収納)
  • ファミリークローゼット(家族全員分の衣服の収納)
  • シューズクローゼット(靴、アウトドア用品、アウターなどの収納)
  • リビング収納(リビングで使うものをしまう壁面収納、小上がり収納など)

 

 

リビング・ダイニングを快適にする広さを知る

リビング・ダイニングを快適にする広さを知る イメージ

家族が多くの時間を過ごすリビングダイニングの広さは、快適な住まいづくりの大きなポイントです。4人家族の場合、キッチンも含むLDKの標準的な広さは16〜20畳程度です。しかし、LDKの形状によっても広さの感じ方や使い勝手が異なるため、広さと合わせてレイアウトも十分検討する必要があります。

4人家族で16畳程度しか確保できない場合には、リビング・ダイニング・キッチンが縦一列に並んだ縦長の空間にすると広さを感じやすくなります。20畳以上のゆったりとしたスペースを確保できる場合は、L字型にして各スペースをゆるやかにゾーニングするのもおすすめです。

上記の面積を基準にしつつ、土地の形状やほかの間取りとのバランスでレイアウトを決めるとよいでしょう。

 

 

採光・通風を考えて快適な空間を実現する

日当たりや風通しの良さは、室内の快適性に直結します。とりわけ都市部の住宅密集地では、自然光や風を効率的に取り込めるよう、間取りを工夫する必要があります。採光・通風の確保で大切になるのが窓の配置です。

室内の風通しを確保するには、南北の対角線上に窓を設けるのがおすすめです。こうすることで南北に風の通り道ができ、室内を心地よい自然風が吹き抜けます。また、吹き抜けの上部に開閉できる高窓を設けると、垂直方向にも風の通り道ができて、効率的に空気を入れ替えられます。

採光を確保するには、南側に大きな開口を設けたり、吹き抜け上に天窓や高窓を設置したりするのが効果的です。

ただし、窓を増やしすぎると夏場に暑くなりやすくなるうえ、プライバシーの問題も生じる恐れがあります。断熱性や気密性も下がりやすくなるため、住宅性能にかける予算も考慮しながら、最適な窓の数と配置を決めましょう。

 

 

間取りの工夫でプライバシーを守る

間取りの工夫でプライバシーを守る イメージ

最近は開放感のある家づくりが人気です。しかし、道路や住宅が近接する場合には、外からの視線やプライバシーを守る視点も採り入れた間取り設計が重要になります。

窓の位置や高さを工夫する

外部からの視線が気になりやすい、道路や隣家に面する側の窓は、高めに設置したりスリット窓にしたりして、視線が届きにくいようにするのがおすすめです。採光や通風の関係で大きな窓を設けたい場合には、隣家の窓と位置をずらす、すりガラスにするといった対策を行うとよいでしょう。また、滑り出し窓やルーバー窓など、視線の入りにくい窓を選ぶのも有効です。

フェンス・目隠し・植栽などを設置する

外構にフェンスや目隠し、植栽など配置すれば、物理的に視線を遮ることができます。プライバシー保護の観点での効果は高いですが、住まいの見た目に影響するため、建物の外観との統一感を持たせることが大切です。雨風や紫外線の影響を受けやすいので、耐久性やメンテナンス性にも考慮して素材を選びましょう。

リビングや浴室を2階に設置する

プライバシーを守るには、外から見られたくないリビングや浴室を2階に配置するのも効果的です。側面に窓を配置するときは、隣家と窓の位置をずらせば、近隣からの視線も気にならなくなります。

ただし、2階リビングの間取りではメインの生活空間が2階になるため、小さな子どもやお年寄りがいる家ではあまりおすすめできません。

 

 

子供の成長を見据えた間取りにする

子育てファミリーが暮らす注文住宅では、子どもの成長へ柔軟に対応できる間取りを考える必要があります。以下では、おすすめの間取りアイデアを紹介します。

広めの部屋を分割できるようにしておく

子どもが小さい頃は、リビングで親と一緒に過ごすことがほとんどです。将来の子ども部屋はプレイルームとして使用し、大きくなったら2つに分割して使えるようにしておくのがおすすめです。思春期になって一人ずつの部屋が必要になったときでも、分割すれば対応できます。

また、子どもの独立後は再び1つの部屋に戻して、夫婦どちらかの寝室や趣味のスペースとして使ってもよいでしょう。

共有スペースにスタディコーナー

有スペースにスタディコーナーを設けると、子どもの小さい頃は、親と絵本やお絵かきを楽しむ場として利用できます。小学校に上がってからは、様子を見守りながら宿題をするための場所として活用可能です。子どもが使わなくなっても、大人が仕事をしたり読書をしたりする書斎スペースとして使えるなど、幅広い用途に対応できて便利です。

リビングや玄関に収納を設ける

子どもが成長すると、学校に持っていくものや習い事の道具など、収納しなければならないものが増えます。リビングや玄関周りに十分な収納を設けておくと、いつもスッキリした状態を保てることに加え、子どもが自分で片付ける習慣を身につけやすくなるでしょう。

子どもの独立後も、リビングで使用するものを収納したり、アウトドア用品や季節家電などを収納したりできるので使い勝手が良くなります。

 

 

まとめ

注文住宅の間取り設計にあたっては、現在の家族構成やライフスタイルに合わせることはもちろん、将来のライフステージの変化にも対応できるよう工夫することが大切です。長い間快適に住めるマイホームにするためには、実際に生活する姿を具体的にイメージし、間取りに落とし込むようにしましょう。

とはいえ、希望条件を間取りに落とし込む方法がわからない方も多いのではないでしょうか。そんなときは、プランニングから設計・施工まで一貫して手がける、ユピテルはうすへぜひご相談ください。お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、豊富な経験とアイデアをもとに、理想の住まいをリーズナブルに実現します。

まずは、ご相談予約をお待ちしています。

 

 

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