Columnコラム
住宅ローン審査に通るコツ!押さえておきたいポイント
「もしかしたら住宅ローンを完済することができないのでは?」
「金利が上がって生活が苦しくなるのではないか」
「転勤の可能性も……」
以上のような不安を抱えていませんか?
確かに住宅ローンは基本的に長期にわたって返済を続けていくので、将来的に何が起こるか分からない以上、不安に思うのも無理はありません。しかし、不安に思うことは一切ありません。
何故なら、賢く住宅ローンを組む方法や審査に通過するポイントがあるからです。
そもそも住宅ローンの審査に通過しなければ元も子もないので、審査に通過するポイントを抑えることで理想的な住宅ローンを組むことができるでしょう。
それでは、住宅ローンの審査に通過するためのポイントや、賢く住宅ローンを組む方法についてご説明しましょう。
住宅ローンの審査に通過するためのポイント
住宅ローンの審査に通過するためのポイントは、以下の通りです。
- 借入希望金額を低くする
- 夫婦で住宅ローンを組む
- 事前審査を受けた後に新たに借入をしない
- 可能な限り頭金を用意する
- 無理のない返済計画を立てる
- 他のローンを返済しておく
- 自分の信用情報を把握する
それでは、住宅ローンの審査に通過するためのポイントについてご説明しましょう。
借入希望金額を低くする
住宅ローンの審査に通過しやすくするためには、最初に借り入れる希望金額を低くするのがおすすめです。
金融機関としては貸したお金を早く返してほしいと考えているので、借入希望金額が大きいほど本当にそこまで大きな金額を返済することができるのか年収や信用情報などが厳しくチェックされます。
ですが、借入希望金額が少なければすぐに返済できる目途が立ちやすいため、そこまで厳しくチェックされるようなことはありません。
したがって、住宅ローンの審査に通過することだけを考えるなら借入希望金額を少なくしましょう。
夫婦で住宅ローンを組む
借入希望金額が大きいほど年収や信用情報などが厳しくチェックされるうえに、審査に通過できない可能性があります。
ですが、夫婦でペアローンを申し込むことによって、審査に通過しやすくなります。
というのも、ペアローンを組むと夫婦で契約者になるので、2人で団信に加入できるのがポイントです。
万が一どちらかが死亡したり高度障害状態になったりしたとしても、該当者の分の残債が住宅ローンで支払われます。
事前審査を受けた後に新たに借入をしない
住宅ローンの事前審査を受けた後に、新たにクレジットカードやキャッシングカードなどの借入をしないようにしましょう。
というのも、新たにクレジットカードやキャッシングカードなどで借入を行った場合、万が一支払いを滞納してしまうと本審査を受ける際にほぼ確実に審査に通過できなくなります。
本審査の前に借り入れたお金の返済が滞っていることが分かったら審査に通過するどころの話ではなくなるので、新たに借入をするようなことはやめましょう。
可能な限り頭金を用意する
住宅ローンの本審査において、可能な限り多くの頭金を用意するのは非常に有効的な手段だと言えます。
金融機関から担保の価値を低く算定されたことによって、住宅ローンの融資額を減額するように言われる可能性があります。
この場合、先に多くの頭金を用意しておくことで、その分融資額を減らせるのがポイントです。
借入希望金額を減らすことで住宅ローンの審査にも通りやすくなるので、事前に可能な限り多くの頭金を用意しておきましょう。
無理のない返済計画を立てる
住宅ローンの融資を受けるうえで、無理のない返済計画を立てることは非常に重要です。
返済期間が短いならまだしも、基本的に返済期間が長くなりやすい住宅ローンでは、本当に月々の返済額で完済していけるのかどうかが重要視されます。
契約者の年収で本当に返済できるのかどうかが問われるため、融資額に対する自分の年収で無理のない返済計画を立てましょう。
他のローンを返済しておく
他に完済していないローンがある場合は、先に完済しておきましょう。
他のローンが残っている状態で本審査に進むと、住宅ローンとその他のローンの返済で過重返済になります。
この場合、今の年収で本当にスムーズに返済できるかが懸念されるため、審査に通過しにくくなるのが問題です。
したがって、審査に通過しやすくするためにも、先に他のローンを返済しておきましょう。
自分の信用情報を把握する
もしも自分の信用情報に傷がついていたとしても、その内容や理由を相手に説明することで理解してもらえるように、先に自分の信用情報を把握しておきましょう。
信用情報とは個人の支払い状況のことで、信用情報に何らかの問題があると審査に通過しにくくなります。
しかし、中には「海外の長期滞在で支払いが滞ってしまった」「突然病気を発症して一時的に経済的に困難な状態になったが、今現在は経済的にも体調も回復している」のような理由があったことを金融機関に伝えることで、理解してくれる可能性があるでしょう。
先行きが不安だから短期完済を目指すのはNG!
審査に通過したら、今度は住宅ローンの完済を目指します。
完済し終えた物件は自分の資産になりますし、毎月ローンを支払う必要性がなくなるので早く完済したいと思うのは当然です。
住宅ローンは最長35年まで借入が可能ですが、「そんなに長々と返済し続けても途中で支払えなくなる可能性があるんだから早めに返済した方がいい」と考える人もいるでしょう。
しかし、たとえば住宅ローンを35年間で組んだ場合、月々7万円の支払いで済みますが、20年~25年で組んだ場合は月々約10万円を支払うことになります。
したがって、短期完済を目指すのはおすすめできません。
返済期間は長ければ長いほど良い
結論から言えば、返済期間は長ければ長いほど経済面でひっ迫しにくく、経済面で生活に余裕が出やすいということです。
月々10万円で済むところを7万円に抑えることができれば、3万円も生活に余裕を出すことができます。
長期的に見て長く返済することに抵抗があったとしても、今の生活をひっ迫させてしまっては意味がありません。
今よりも明日を見据えた組み方こそ賢い住宅ローンの組み方だと言えるでしょう。
負担を減らしたいなら購入する住宅にもこだわろう
月々の返済額を減らして負担を軽減させたいなら、購入する住宅にもこだわるのがおすすめです。
- 注文住宅
- 中古戸建×リノベーション
- 建売住宅
- 新築マンション
- 中古戸建
- 中古マンション×リノベ
- 中古マンション
以上は上に行くほど価格が高くなり、下に行くほど安くなります。
注文住宅や中古戸建×リノベーションは自由度も高いですが、その分施工価格も高くなるので総じてコストが高くなり、ローンの返済額が増えやすいです。
返済額を増やしてでも自分好みの理想的な住まいを購入するか、返済額を減らして住まいを妥協するかどちらかを選択することになるでしょう。
ただ、世帯年収によっては住宅のグレードを上げる選択肢もあります。
年収で購入できる住宅の選択肢を増やそう
年収によっては、無理なく返済できる範疇で購入できる住宅の選択肢が増えます。
たとえば金利が1.2%で35年の返済期間、返済比率が35%だった場合の各年収における月々の返済額は以下の通りです。
年収 | 借入可能金額 | 月々の返済額 |
300万円 | 2571万円 | 7万5000円 |
400万円 | 3999万円 | 11万7000円 |
500万円 | 4999万円 | 14万6000円 |
600万円 | 5999万円 | 17万5000円 |
700万円 | 6999万円 | 20万5000円 |
800万円 | 7999万円 | 23万4000円 |
900万円 | 8000万円 | 23万5000円 |
1000万円 | 8000万円 | 23万5000円 |
返済比率を下げればもっと無理なく返済できますが、その分返済期間が延びるでしょう。
ただ、基本的に年収が年齢が上がるほど月々の返済額を増やす余裕も生まれるので、その分早く返済することも可能です。
まとめ
住宅ローンの審査に通過するには、さまざまなポイントを押さえることが大切です。
頭金を多く用意したり、借入希望金額を少なくしたり、夫婦で住宅ローンを組んだりとさまざまなポイントがあります。
これから住宅ローンの審査を申し込むなら、可能な限りポイントを押さえましょう。