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外壁塗装で後悔しないために!知っておきたい5つのポイント
外壁塗装で後悔しないために!知っておきたい5つのポイント
家を購入したら、設備や外装、内装などを適切なタイミングでメンテナンスしなければなりません。特に外壁は家を長持ちさせるためにも塗装によるメンテナンスが重要です。
ここでは、外壁塗装で知っておきたい5つのポイントについて解説します。
適切な塗装時期を見極める
外壁塗装は適切なタイミングで行う必要があります。そのためにも塗装時期の見極めが重要です。
一般的に、新築から約10年経過した頃が外壁塗装のタイミングです。この頃になると外壁に以下のような劣化症状が現れます。
- コケ・カビなどの汚れ
- 塗膜の剥がれ
- コーキング(外壁を繋ぐ材料のこと)の剥がれ・ひび割れ
- チョーキング現象(外壁の表面を触った時に白い粉が付着する現象)
- 外壁のひび割れ
上記のような症状が確認できたら、一度塗装業者に点検してもらい、必要な補修工事をしてもらいましょう。
新築から10年前後で外壁塗装を行ったら、それ以降は使用した塗料の耐用年数に合わせて外壁塗装を行いましょう。
外壁塗装は種類によって耐用年数が異なります。10年前後で耐用年数を迎えるものもあれば、20年以上も長持ちするものもあります。ただし、耐用年数の長さに比例して塗料の価格も高くなるため、予算も考慮して塗料を選びましょう。
業者選びで失敗しないコツ
外壁塗装工事では業者選びも重要です。業者の中には利益目的で悪意を持って近づいてくるような業者もいるためです。
そのような悪質な業者を選ばないためにも、以下に留意して塗装業者を選びましょう。
- 複数業者から見積もりを依頼して比較検討する
- 丁寧で誠実な対応をしてくれる業者か見極める
- アフターサービスや保証の充実さを確認する
- 口コミや実績をチェックする
それぞれについて解説します。
複数業者から見積もりを依頼して比較検討する
1社だけでは、提示された見積もりが本当に適正価格なのかどうかを見極めることは難しいです。複数業者から見積もりを依頼することで、自宅の外壁塗装の費用相場がどのくらいなのかを把握することができます。また、より安くて優良な業者を探しやすくなるというメリットもあります。
極端に安い・高い見積もりを出してくる業者には気をつけましょう。ぼったくり業者である可能性や極端に安い金額を提示して手抜き工事をするような悪質な業者である可能性が高いです。
丁寧で誠実な対応をしてくれる業者か見極める
打ち合わせや現場での建物の診断をする際に、丁寧で誠実な対応をしてくれる業者であるかを見極めましょう。
外壁塗装に無知な人でもわかるように説明してくれる業者なのかや、建物を診断する際に写真や動画を見せてくれる業者なら誠実な業者である可能性も高いです。
専門用語をたくさん使ったり、質問に対して曖昧にしか答えなかったりする業者は知識が乏しかったり、お客様に対する思いやりがない業者かもしれません。
アフターサービスや保証の充実さを確認する
外壁塗装は、施工後すぐにひび割れたりといった施工不良が起こる場合があります。その時に相談できるアフターサービスや保証がついていると安心ですよね。
また、施工後に定期的に無料点検をしてくれる業者なら、点検時に合わせて必要な補修工事もできるので、家を長持ちさせられます。
保証やアフターサービスに関しては、必ず契約後に確認しましょう。口頭ではなく必ず保証書を書面でもらうことも大切です。
口コミや実績をチェックする
口コミや実績のチェックも重要です。
外壁塗装業者の多くはホームページに施工事例や「お客様の声」を掲載しています。掲載している数が多ければ、その分多くのお客様の工事を行っているということです。
つまり、実績が豊富でお客様からの信頼が厚いということがわかります。実績が豊富ならそれだけ技術も経験も十分にあるということです。家の状態を考慮した上で最適な提案をしてくれることも期待できます。
他にもgoogleの口コミや口コミサイトの情報も参考にしてみましょう。悪い口コミが多い業者だと、何らかの問題がある可能性があります。口コミをチェックすることでそのような業者との契約を回避することが可能です。
塗料の種類と特徴を理解する
外壁塗装には塗料の種類がいくつかあります。
塗料の種類 | 特徴 |
シリコン | ・一般的で比較的耐用年数・費用ともにバランスの取れた塗料
・商品が多いので、様々な種類から選べる ・価格2,300円/m2 ・耐用年数10〜15年 |
ラジカル制御形 | ・塗膜を劣化させる成分である「ラジカル」の発生を抑える塗料で最近人気の塗料
・コストパフォーマンスに優れているが、選べる商品・メーカーが少ない ・価格2,400円/m2 ・耐用年数12〜16年 |
フッ素 | ・頻繁に塗り替えできないマンションや大きな邸宅に使うのにおすすめの塗料
・長期的に見るとコストが抑えられるが塗膜が硬い ・価格4,300円/m2 ・耐用年数15〜20年 |
無機 | ・有機物をほとんど含まない塗料
・劣化が遅くて寿命が非常に長い ・価格5,300円/m2 ・耐用年数25〜30年 |
上記の他にも様々な種類の塗料があります。家の環境や塗装工事にかける予算などを考慮して最適な塗料を選びましょう。
見積もりの落とし穴に注意
「外壁塗装工事 一式 〇〇円」のように、全ての工程や材料がまとめられた見積もりを提示してくる業者もいます。しかし、これではどんな材料や工程にどのくらいの金額がかかっているのかが判断できません。また、「見積もりに含まれていないから」と契約後に追加請求される恐れもあります。
提示された見積もり内容を確認し、どのような材料や工程にいくらの金額がかかっているのかを確かめるようにしましょう。曖昧な表現ではなく、詳細にわかることで見積もりの透明性も高いということがわかります。
色選びと仕上がりイメージの確認
外壁塗装では、色選びに「失敗した」という方も多くいます。
打ち合わせ時に決めた色と実際に塗られた色とで「イメージが違った」と感じることがあるためです。
これは、色の面積効果に原因があります。面積効果とは、同じ色であっても面積の大きさによって見え方が変化する現象のこと。例えば、同じ青色の塗料でも小さな面積の方が暗く感じられ、大きな面積にすると明るく鮮やかに見えることがあります。打ち合わせ時に小さなサンプルで確認しても実際に塗られると、色が違って見えることがあります。A4サイズ以上のサンプルを用意してもらうなど、できるだけ大きなサイズの色見本で色を確認しましょう。
また、蛍光灯などの室内の明かりと、外の自然光では見え方も違ってきます。日光に当てて確認することも大切です。また朝・昼・夕方や曇りの日や影になる場所でも見え方に変化がでます。様々なシーンで色の見え方を確認することで、色選びでの失敗を少なくすることができます。
まとめ
外壁塗装で後悔しないためにも、適切な塗装時期を見極めたり、業者選びや塗料選びで失敗しないように注意したりすることが大切です。
外壁塗装工事は、大切なマイホームをより長持ちさせるためにも必要なメンテナンスです。メンテナンスを放置すると、雨漏りなどが発生し、より高額な修繕費が必要になってきます。適切なタイミングで塗装することによって、家を綺麗な状態に保ち、余計な修繕費を節約することが可能です。
これまで解説したことも参考に、後悔しない外壁塗装工事を行いましょう。