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新築住宅購入後のランニングコストとは?費用の内訳や抑える方法を解説
新築住宅購入後のランニングコストとは?費用の内訳や抑える方法を解説
「新築住宅を購入したいけど、どのくらいのランニングコストがかかるの?」
そんな疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新築購入後のランニングコストがどのくらいかかるのかを解説していきます。
また住宅のランニングコストを抑えるコツについても紹介していますので、参考にしてみてください。
新築住宅のランニングコストの目安
新築住宅のランニングコストは、住宅ローンを除くと年間で30〜45万円程度かかると言われています。
そのコストの中には、以下の3つが含まれています。
- 修繕費
- 税金
- 保険
それぞれのランニングコストについて詳しくみていきましょう。
修繕費
ランニングコストの中でも修繕費はもっとも高額になりやすいです。
特に築10年が経過すると屋根・外壁塗装工事などの大きなメンテナンスも必要になってきます。一般的には築30年で累計500万〜800万円程度かかると言われています。
そのため、新築購入時から計画的に積み立てておくようにしましょう。
月2〜3万円程度積み立てておくと安心です。
税金
家を購入すると固定資産税と都市計画税を支払わなければなりません。
固定資産税とは、その年の1月1日時点で土地や建物などの固定資産を所有している方に課せられる税金のことで、年間で約10万〜15万円ほど負担しなければなりません。
都市計画税は、土地・建物が市街化区域にある場合に課せられる税金です。こちらは、年間約3万〜5万円ほど負担することとなります。
保険
家を建てると、火災保険料・地震保険料を毎年支払う必要があります。
火災保険は、年間で大体約1万〜2万円程度です。この金額は建物の構造や保険金額、補償内容などによって変わってきます。
また、補償対象を家屋だけにするか、家材も含めるかによって保険料も変わってくるので注意しましょう。台風被害などの自然災害が多い地域だと比較的保険料が高めに設定されることも多いです。
地震保険も、建物の構造や補償内容によって金額が変わります。また、都道府県によっても大きく変動し、大体年間で約4万〜8万円の負担が必要です。
住宅のランニングコストを抑えるには
税金や保険料、修繕費など、住宅ローンの支払い以外にも必要なランニングコストがたくさんあります。少しでもランニングコストを抑えたいですよね。
ここでは、住宅のランニングコストを抑える方法として以下の4つをご紹介します。
- 耐久性のある素材を採用する
- 省エネ性能の高い家を建てる
- こまめなメンテナンスを行う
- 手厚いアフターサービスのある住宅会社をえらぶ
それぞれの方法について解説していきます。
耐久性のある素材を採用する
家づくりを経過する際に、耐久性の高い素材を使った外壁や屋根を選ぶようにしましょう。
例えば、外壁は直射日光や紫外線、雨風に晒されることで経年劣化します。サイディングは10年に1度程度、塗装によるメンテナンスが必要ですが、タイルを採用すればほぼメンテナンスフリーで長期間美しい状態を保てます。タイルは初期費用が高額ですが、長期的に見るとランニングコストを抑えることが可能です。
他にも、フローリングや壁紙、水回り設備など劣化しやすい箇所に耐久性のある素材を選ぶことでメンテナンス費用を抑えられます。
省エネ性能の高い家を建てる
高効率な給湯器を採用したり、高気密・高断熱住宅を採用するなど、省エネ性能の高い家を建てることで光熱費を大きく節約することが可能です。
他にも、太陽光発電を導入して家の電気代を自家発電でまかなうのも良いでしょう。余った電気は電力会社に売ることでちょっとしたお小遣い稼ぎもできます。
光熱費を抑えることで、家のランニングコストを貯める負担を軽減できます。
こまめなメンテナンスを行う
一戸建て住宅は10年経過するとメンテナンス費用が増えます。こまめなメンテナンスを行うことで、劣化を遅らせることも可能です。
掃除や換気をしたり、こまめに外壁の劣化をチェックして自分で補修できる箇所を補修したり、床下の点検やシロアリ対策も効果的です。
屋根やベランダが雨漏りしていないかのチェックも行いましょう。
こまめに点検・メンテナンスを行うことで、室内外を綺麗に保てるだけでなく快適に暮らすことができます。
手厚いアフターサービスのある住宅会社を選ぶ
住宅会社によっては、20年30年の長期保証が付くなど手厚いアフターサービスをしてくれる企業もあります。
入居後に定期点検を実施する住宅会社もあるので、プロの目線でチェックしてもらえます。
その場合、自分で業者に依頼する必要もないため、メンテナンス費用を抑えることも可能です。
住み始めてからのランニングコストを抑えたいなら、手厚いアフターサービスのある住宅会社をおすすめします。
まとめ
新築住宅購入後には様々なランニングコストがかかってきます。修繕費や税金、保険などはどうしても支払わなければならないコストです。
少しでもコストを抑えるためにも、家づくりの段階で耐久性のある素材を採用するなどの工夫を行うことが重要です。
ここで解説したランニングコストを抑えるコツを参考に、住み始めてからのコストも考えた家づくりをしてみてはいかがでしょうか。