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平屋を建てるには?プランづくりのポイントを解説します
平屋を建てるには?プランづくりのポイントを解説します
近年、新たに家を建てる際に平屋を洗濯する人が増えています。平屋はワンフロアに全ての生活スペースを作るので、動線がわかりやすく暮らしやすいというメリットがあります。
ただ、生活しやすい平屋を作るためには、気をつけるべきポイントがあることはご存じでしょうか。
この記事では、平屋を建てる際のプランづくりのポイントを解説していきます。
平屋を建てる際のプランづくりのポイント
平屋を建てる際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
平屋のプランづくりのポイントについて見ていきましょう。
水害の少ない地域を選ぶ
まず大切なのが、水害の少ない土地を選ぶこと。
日本は、洪水などの水害に見舞われることが多いです。2階建ての住宅であれば洪水時に避難する場所がありますが、平屋だと避難できる場所がありません。
災害を止めることはできないので、平屋を建てる際は水害の少ない土地を選ぶことが重要です。ハザードマップを確認し、その土地が問題ないかを確認してから購入を検討しましょう。
平屋が得意な住宅会社を探す
自分のこだわりをしっかりと詰め込んだ満足のいく平屋を建てるためにも、平屋が得意な住宅会社に建築をお願いしましょう。
平屋の施工実績がどのくらいあるのか、どんな提案をしてもらえるのかを確認し、自分の理想を実現できる住宅会社を見極めることが重要です。
水回りを近くに配置する
平屋を建てる際には、水回りを近くに配置するのがポイントです。家事動線が短くなるので、洗濯や料理、片付けなどの家事をスムーズに進めることができます。家事動線を短くするなら、キッチン、洗面室、浴室などの水回りをできるだけ近くに配置し、回遊動線を取り入れることでさらに家事が楽な平屋のプランを作れますよ。
日当たり・風通しを確保する
平屋は、構造上どうしても家の中央部分の日当たり・風通しが悪くなります。家全体を明るく気持ちの良い空間にするためにも、採光・通風を意識した間取りを検討しましょう。
例えば、吹き抜けや天窓、高窓を採用すればパッと明るい空間を作ることができます。また、家の形をL字型やコの字型などの凹凸のある形状にすれば家の中心にもしっかりと日の光と風を取り込むことが可能です。
建物の配置は道路の方位を確認する
平屋を建てる際は、道路が土地のどの方位に接しているかで建物の配置を考えましょう。
例えば、土地の南側に道路がある場合、建物を北側に寄せて大きく庭をとることで、十分な日当たり・開放感を得られます。
また、北側に道路がある場合、駐車場スペースを北側に確保したらできるだけ北に建物を寄せるようにしましょう。建物を北側に寄せることで玄関と道路の距離が近くなり、動線を短縮することが可能です。
居住空間の距離感に配慮する
平屋はワンフロアに全ての居住空間があるので、家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがありますが、2階建てよりも音が伝わりやすいというデメリットもあります。
リビングにいるのにトイレの音が聞こえたり、部屋の中の話し声が隣接した部屋にまで聞こえてきたりといった平屋での失敗談もあります。
家族間のプライバシーを確保するためにも、適切な距離感に配慮した間取りの検討が必要です。
収納スペースを十分に確保する
平屋はコンパクトな家づくりが可能ですが、生活に必要な分の収納スペースは十分に確保しましょう。例えば、小屋裏収納を作って生活用品などの使用頻度の少ないアイテムを収納するスペースとして活用したり、スキップフロアを作ってデッドスペースになる床下の空間をリビング収納として使ったりなど、様々な工夫で収納スペースを作れます。
収納を作りすぎて居室が狭くならないように、今手持ちの荷物がどのくらいあるのかを確かめて十分な大きさの収納を作るようにしましょう。
断熱対策をする
平屋は屋根との距離が近いことから外気温の影響を受けやすいです。そのため断熱対策が重要になってきます。
厚みのある断熱材や屋根材を採用するなどして、高断熱空間を計画しましょう。
断熱性が高いと外気の影響を受けにくくなるので、室内の冷暖房効率も高めやすくなり、エアコンなどの光熱費の節約にもなります。
結露やカビも発生しにくくなるなど、断熱対策をすることで快適な平屋生活をすることが可能です。
防犯・プライバシー対策をする
平屋はワンフロアに全ての居住空間が収まっており、動線もわかりやすいシンプルな家という特徴があります。侵入口になる開口や外から見える部分が多いことから、泥棒に狙われやすいというデメリットもあります。
また、窓の位置に配慮しないと、外からの視線が気になってカーテンを開けられない、なんてことにもなりえます。
泥棒に狙われにくくし、プライバシーを守ることも考えてプランを作らなければなりません。
例えば、エクステリアを工夫して外からの視線を防いだり、中庭・坪庭を作って日当たり・プライバシーを確保するなどの方法があります。洗濯物が見えるのが気になる場合は、室内干しできる空間を作るというのも良いでしょう。
まとめ
平屋はプランづくりにおいて様々な点を考慮することで、快適な空間を作ることができます。
日当たり・風通しを確保したり、使いやすい動線を意識したりなど、様々な視点から自分たちにとって暮らしやすい平屋づくりをしましょう。